我々は地域医療のロールモデルを目指すだけでなく、法人組織としてもロールモデルを目指しています。今までの日本の医療制度や体制は、過酷な時間外労働、付与はされても消化することができない有給休暇など、医療従事者の犠牲の上に成り立ってきました。社会の成長に伴って顧客(患者)の要求水準は上がり続けています。しかし、患者ファーストを貫こうとすると医療の提供側がさらに疲弊する構造となっており、それだけの働きに対して報酬や待遇が見合っているかというと、必ずしもそうではありませんでした。昇給や昇格は、たいていは主観的・年功序列的な評価であり、なぜどれぐらい昇給するのか、あるいはしなかったのかがわからないなど適正な人事制度運用がされていたかというと疑問符がつくと我々は考えています。業務負荷を減らすためのICTの導入なども、経営目線でコストパフォーマンスが優れているかが優先された結果、現場にとっては余計な負担となってしまっている状況も散見されています。理想の地域医療を形づくるためには、患者さまや周りのご家族などのユーザーはもちろん、医療従事者もワークライフバランスを保ち、適正に報われていく環境が必須だと考えています。
未経験から、既に医師10名以上、看護師10名以上が活躍しています。
また独り立ち後も、理事を中心としたシニアメンバーのサポートを受けられるようにしており、
個人ではなくチームで患者に向き合う組織です。